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遺産整理って何をするの？
詳しい内容と専門家に依頼すべき理由について
「遺産ってどうやって整理するのかな」
「遺産整理ってよく聞くけど、具体的なイメージがわからない」
相続が発生して、急に遺産を整理する必要性が出てきたら、いろいろとやることが多くて大変ですよね。
何から手を付けていいのか全く見当がつかないという人もいらっしゃるかもしれません。
そこで、このページでは、遺産整理の具体的な内容について、専門家に依頼すべき理由もあわせて一緒に見ていきたいと思います。
1．遺産整理とは
遺産整理とは、相続が発生したときに、その相続対象となる財産を洗い出し、相続人の間で取り分を決めて、各種財産の名義を変更したり相続税の納付をおこなったりする手続きのことです。
2．具体的な手続きの内容
遺産整理について、具体的には以下のような手続きがあります。
（1）相続人調査（戸籍収集）・財産調査
戸籍の収集などをおこない、相続人を確定させ、相続対象の遺産について何がどれくらいあるかを調査します。
（2）遺言書の検認
亡くなって相続を受ける人（被相続人）が自分で作成した自筆証書遺言について、家庭裁判所で開封して内容を確認します。
（3）銀行・証券口座の解約・払戻し
銀行や証券会社において、被相続人が使用していた口座の解約・払戻しがなされます。
（4）株式・株券の名義変更
株式（株券があれば株券）の名義変更をおこないます。
（5）遺産分割協議書の作成
相続人全員の合意を得た上で、遺産分割協議書を作成します。
（6）財産目録の作成
現金、預貯金、不動産、株式など相続対象の財産調査に基づき、具体的な金額を記載した目録を作成します。
（7）相続関係説明図の作成
被相続人と相続人との関係が一目でわかるよう、相続関係説明図を作成します。
（8）不動産の名義変更
土地や建物などの不動産について、相続登記などの名義変更をおこないます。
（9）生命保険の保険金の受取り
生命保険で死亡保険を契約している場合、保険金が受け取れます。
ただし、保険金そのものは支払った保険料の対価として受け取ることになり、厳密には相続財産とはなりません。
（10）相続税の納付
相続税が発生する場合、税務署に対して納付申告をします。
3．専門家に依頼すべき理由
遺産整理は、おこなわなければならないことが多く、内容もとても複雑です。
遺産分割協議に関しては、一度合意したものは基本的にはなかったことにできず、慎重な対応が必要です。
遺産をしっかり整理して、納得いく遺産分割をするためにも、一度弁護士に相談してみるとよいでしょう。
4．まとめ
- 遺産整理とは、相続財産を相続人間で分け、名義変更や相続税の納付をする手続き。
- 戸籍を収集したり、財産目録を作成したり、作業は多岐にわたる。
- しっかりと遺産分割を進めるためにも、弁護士に相談するのがオススメ。
「父親の遺産はいろんなところにあって整理が大変そう」
「分割協議書なんて知識がないと何を書いていいかわからない」
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